経営に必要なスキル

このサイトでは、起業して間もない経営者や、ある程度事業が安定し次のステップへ進もうとしている経営者大切な経営に関する知識や情報、マインドセットなどを紹介していきます。その前に、私が考える経営に必要なスキルをお伝えしておきたいです。

もちろん多くの著名人が経営に関して論じていますが、正直、企業経営はその創業者の思いとともに始まるので色々答えがあっていいと思っています。メソッドなど取り入れられるものは活用するで構いません。ですが価値観はそれぞれ違います。同じような価値観をもつ論者を見つけて参考にする、それがこれからは必要だと思っています。

経営とは

経営は英語ではマネジメントであり、現代の経営学で有名なのはピーター・ドラッカーです。彼の言葉の多くをビジネスパーソンが理解して仕事に活かそうとしてきました。

マネジメントとは、人にかかわるものである。
その機能は人が共同して成果をあげることを可能とし、
強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることである。

出典:「マネジメント」 P.F.ドラッカー

辞書的には下記のような意味のようです。

1.事業を営むこと。また、その運営のための仕組み。 「会社を―する」

2.規模を定め、くふうをこらして物事を行うこと。 「天下を―する」

総じて、経営を考える場合、それは人と人とをどのようにつなげ、よりよい価値を生み出していく仕組みのことなのではないかと言えます。

第1のスキル

であるならば、まずは人に興味を持つこと。人を大事にできること。私はこれが最初のスキルと考えています。

また人を大事にするためには自分をまず大事にする必要があります。ビジネス的に考えるとこれは自分を知る、自分の軸を作るということです。これはよく言われることで経営者になると当たり前のことですからあえて言う必要がないくらいです。これを突き詰めていく、常にブラッシュアップしていくことで、自分のやりたいこと、変わらない価値観、使命感みたいなものが言語化され、ビジネスに反映されていきます。

自分の事業を進めていく際に、社員、取引先、応援してくれる友人や家族の存在は必要不可欠です。

ステークホルダー(利害関係者)のことは気に留めると思うのですが、本来は社員や家族など自分を頼るもしくは自分も頼っている関係者のことも同じように考えていく必要があると思います。

私の理想の経営は、それらすべての人が幸福である道を工夫して見つけていくことです。同じような考え方の経営者の方と出会い、多くの議論ができるといいなと考えています。

第2のスキル

人に興味を持ち、大事に思える人であれば、その人々が住む環境や地域の未来についても関心があると思います。

私たちが永続的にその土地、もしくは移住した先で子孫を残し、新しいテクノロジーや進化した社会の中で幸福感をもって生きていけるのかを考えるのは至極当たり前ではないかと思います。

ですからせっかく起業し会社を経営するのであれば、現代の人々を幸せにする、楽しませる、効率化してあげる、良いものを届けるといったことを事業にするのはもちろん、少し先の未来でもその事業が求められるのか、進化する必要があるのか、長期的な目線で考える力は必要だと思います。

そういった意味で、次代に興味を持つということが第二のスキルと考えます。

第3のスキル

最後のスキルは、第1、第2にをふまえ変化することを恐れないことです。

企業経営も個人もある程度、年数を経て、学び成長をしていくと安定しますので、その安定を心地よいと感じます。それは間違ってはいません。なぜならその状態をひとつの目標に事業を継続していくことでもあるのですからそのこと自体を否定はしません。

ですが、企業を継続していくことを前提に考えるならば、社会はゆるやかにまたは急速に変化するためその変化に常に対応することができる余力を持っておく必要があります。

企業内に研究開発部や社員教育などの制度を持つ、かつ社長自ら変化に対応できるように研鑽を怠らない、またその変化の兆しをとらえ、備えていた資産をもとにチャンスをものにする、行動できる、そのようなマインドセットが必要だと思います。

まとめ

いかがでしょうか。私の考える経営スキルに共感してくださる方がいらっしゃればうれしいです。

そういう方とぜひつながって、これからの未来について考え、どのような事業経営が必要かを議論できれば幸せだなと思います。

そんな日を想像しつつ、私自身日々研鑽を怠らないようにしていきたいと思います。

①人に興味を持つ、大事にできること

②環境や地域の未来について関心を持つこと

③変化を恐れずに行動すること

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