こんにちは、多田です。
現状分析が済んだら、企業や事業の進むべき方向性に見合う売り上げ目標を達成するための戦略・戦術を考えます。
ここで大事なのは、「自分の進みたい方向性(ビジョン)を先に考えていますか?」ということです。
案外陥ってしまいがちなケースとして
現状分析による課題を見つけ目標を定めたとしても
将来のビジョンが定まっていないので、結局途中で迷いが生じてやめたり、うまくいかなくなったりしてしまうことがあります。
なぜなんでしょうか。。
それは、「自分が経営者としてこの企業で達成したいこと」
「自分がこの事業を通して自分の人生をどのように送りたいのか」を考えずに進めているからだと思うのです。
経営者と言えども1人の人間です。
自分の人生を犠牲にして、もしくは家族を犠牲にした生き方は健全とは言えません。
もちろんそれくらい経営は大変なものなのですが、
では自分を犠牲にしてまで手に入れることができるものは一体何なのでしょうか。
お金ですか?名誉ですか?名声ですか?
その時に手にするものを具体的にイメージすることで
自分が本当に欲しいものは何なのか考えることができる気がします。
本当に欲しいものがわかれば、それを手に入れるためにまずは3年、5年後の目標を掲げ、
そこから具体的に今年、半年、今月とやるべきことを落とし込んでいきます。
目標設定には5つのポイント「SMART」が重要と言われています。
◆要素1:Specific(具体的に)
誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表す
◆要素2:Measurable(測定可能な)
目標の達成度合いが誰にでも判断できるよう、その内容を定量化して表す
◆要素3:Achievable(達成可能な)
希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容かどうかを確認する
◆要素4:Related(経営目標に関連した)
設定した目標が達成したい目標に基づくものであるかどうか。と同時に自分が人生において達成すべき内容に見合う目標になっているかどうかを確認する
◆要素5:Time-bound(時間制約がある)
いつまでに目標を達成するか、その期限を設定する
このポイントを押さえた目標を達成するために行う方法が戦術です。